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注射剤の外観検査は自動化の時代へ

作成者: Syntegon Technology|13.03.2024

コロナ禍を経たいま、ワクチン業界においてプレフィルドシリンジの需要は一層高まり、その利便性と効率性から医療分野で広く採用されています。薬液が事前に充填されている注射器は、迅速な投与、感染リスクの軽減、医療廃棄物(コンタミによる不良品)の削減という点で優れています。一方で、様々なパーツからなる複雑な構成や、細長く不安定な形状から、異物混入や外観不良が発生するリスクもあります。安全で安心な製品を出荷するために、徹底した検査による最終的な品質保証が重要な役割を担います。

医薬品が製造されてから患者に届くまで、最高の品質を維持するために、製薬会社は多くの検査を行っています。市場が求める治療薬が複雑化し、開発コストも増大するなか、効率化の一環として、最終製品の検査の自動化が一層求められています。

当記事では、検査技術の歩みや自動化への動き、課題や今後のトレンドについて、「Pharmaceutical Technology®」に掲載されたSyntegon GmbHの検査技術部門グローバルプロダクトマネージャー ヴォルフラム・シンドラーのインタビューをご紹介いたします。

(英語原文はこちら: https://www.pharmtech.com/view/progressing-finished-product-inspection-through-automation