充填システム

当社は幅広い充填技術により、高活性製剤の充填から、無菌操作、工程データの透明性確保まで、さまざまな課題の解決をサポートします。確立された技術と革新的なデジタル／自動化ソリューションを駆使し、高い充填精度で最大限の収率達成を可能にします。

主な特長

多様な充填方式

懸濁液、高粘度液、水性溶液など、多様な充填用途に対応する幅広い無菌充填技術を提供します。

優れた充填精度

最先端技術を採用した当社の充填システムは、体積流量を測定し、高精度で充填を行います。

念入りなテスト・検討

各充填システムについて、当社のラボで実薬やプラセボを使用した厳格な試験を行い、その機能を確認します。

ペリスタルティックポンプ

ローリングダイヤフラムポンプ

ロータリーバルブピストンポンプ

スマートポンプ

マスフロー充填システム

タイムプレッシャー充填システム

コンビ充填システム

生物学的製剤の充填には、従来のポンプとは異なる充填方式が必要となります。最も使いやすい充填システムのひとつとして、当社は精度と製品安全性を両立させたペリスタルティック技術を提供します。ペリスタルティックポンプではチューブ以外に接液部がないため、安全性が高く、シングルユースの充填システムに最適です。充填量は通常50 μＬ～3 mLであり、高活性製剤の充填をフレキシブルに行うことができます。

特長

ハウジング・ポンプヘッド・ローラー付きローターはステンレス鋼（316 L）製
水性溶液やバイオ医薬品に最適
接液部を完全に交換可能（シングルユースのチューブ）

かつては主に米国で使用されていましたが、現在では世界で幅広く使用される充填技術となりました。ローリングダイアフラムによってポンプチャンバー内の製品を確実に送り出し、密閉条件下でせん断力を低減した充填を行います。特に、洗浄・滅菌が困難でクロスコンタミネーションや液漏れのリスクがある水性溶液の充填において、高い安全性を発揮します。当社のローリングダイヤフラムポンプはステンレス仕様とシングルユース仕様で提供可能であり、フレキシブルな少量生産をサポートします。

特長

密閉条件下での充填システム
洗浄・滅菌が容易
充填量の優れた再現性

汎用性の観点から理想的な充填方式です。水性溶液から高粘度液まで正確に充填を行います。取扱いが容易で正確性に優れ、特にせん断に弱い製品の充填に適しています。幅広い用途に使用できることに加え、ステンレス製とセラミック製の2種類があり、設計面でも柔軟性に富んでいます。さらに、ロータリーバルブピストンポンプは当社のIndustry 4.0ソリューションであるスマートポンプとの統合が容易です。

特長

サーボ駆動により高精度を実現
シールの使用を低減したシンプルな構造
CIP/SIPにより洗浄・滅菌が容易

当社の革新的なスマートポンプは、工程データの透明性向上に貢献します。最新のRFID技術により、洗浄状態、ポンプ位置、補正値などの重要パラメータがピストンポンプから充填機へ転送されます。このため各充填ポイントにはRFIDリーダーが設置されます。データは充填機の操作パネルで確認することができます。すべての情報は内蔵のRFIDタグに保存されます。

特長

エラーを早期に検知
工程安全性
再現性あるパラメータ

高い精度が要求される充填操作に適したシステムです。クローズドシステムに体積流量測定用センサーを装備し、充填精度を確認します。優れた充填精度に加え、高温／低温での充填が可能であるため、特に造影剤の充填に適しています。

特長

CIP/SIP時間の短縮
極めて高精度の充填
全数インプロセスコントロール（IPC）搭載

懸濁液や結晶性製剤といった取扱いが難しい製品には、当社のタイムプレッシャー充填など、清掃が容易で密閉式の充填システムが適しています。本システムでは、特殊なアルゴリズムにより充填精度が飛躍的に向上します。また、充填部から薬液を完全に排出できるため、高い収率の達成が可能です。

特長

高い精度と生産性
使いやすい構造
組立てや品種替えが容易

特性が異なる複数の製剤の充填には、当社のコンビ充填システムが最適です。1台のプラットフォームで、最大4カ所の充填ステーション（ペリスタルティックポンプ、ロータリーバルブピストンポンプ、ローリングダイヤフラムポンプ、タイムプレッシャー）を設置でき、頻回の品種替えを要する生産をサポートします。特許取得済みのコンパクトな充填ステーションは、限られたスペース内でフレキシビリティが要求される場合に特に適しています。

特長